さんたなのローソク…。
ゴールデンウィーク後半の三日間、
何年振りかで家族揃っての帰省を紹介しておりますが、
本日は、この帰省中の最大の収穫を紹介しましょう。
初日の3日、午前中に実家に到着した私たちは、
昼食後に親戚の叔父宅へ挨拶に向かいました…。
付近の橋から叔父宅前を見ると、
叔父本人が何やら工具を持っている姿が目に入ってきました。
で、その周辺には…、
叔父の足元にある物体を見た私は、それが何であるかを確信し、
叔父の許へと徐々に小走りに…。
やっぱり…、
私には、涎が出るほどの宝の山に見えました…。
この叔父宅の居間には、暖炉の形をした薪ストーブが、
それはもう、かっこよく鎮座しておりまして…。
この宝の山は、この雪国での冬対策だったようです。
で、すぐに私の頭に浮かんだのは…、
昨年の11月のとやの沢でのキャンプでの事…。
一緒にいた家族の冷たい視線が背中に刺さる中、
さっそく叔父に交渉です。
「かくかく云々…、というわけで、表にある木を一本でもいいから分けてほしいんだけど?」
「いっぐらでも持ってけやぁ~、あすん朝に道具を持ってくるっけそ、
おめえだって、大工ん兄んにゃなんだっけ、そのくれぇ出来んきゃぁ…!」
え…、意味は通じましたでしょうか?
要するに、好きなだけ持って帰っていいと。
でも、お前だって大工の息子なんだから、欲しい分は自分で加工しろ。
ということになった次第であります。
もちろん、私に異論は無く、
翌朝に叔父宅に向かいました…。
翌朝、叔父宅に行くと、
朝早くから、すでにスタンバイ状態…、
さっそく、私も宝の山を相手にすることに…。
代々の稼業だった大工を、
自分の代で絶ってしまったうしろめたさが自然に出てしまったのでしょうか、
なかなか、思うようにイメージ通りに歯が通っていきません。
力の入れ具合がわからず、コツがいまいちつかめません。
その後、思った以上に時間がかかってしまいましたが、
なんとか悪戦苦闘の末…、
ジャァ~ンッ!!
「さんたなのローソク」、完成です!
これで千円、浮きました…。
文字通り、私はウキウキと車の荷台に乗っけたんですが…、
「一本は去年試したし…、
できることなら、次は焚火ローソクを二本並べるのもアリだよなぁ~」
なぁ~んて、欲を出してしまいまして…。
次のキャンプでは、
二本同時に、さんたなのローソクを…。
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